| 豆知識 |
| 象 |
長鼻目ゾウ科に属する最大陸生哺乳類。皮膚は厚く、毛は少ない。 鼻部は上唇とともに円筒状に長く伸び、先端の突起で上手にものをつまみあげる。上顎の門歯は牙状(象牙)。草原や森林に群生し、樹葉、枝、草など植物質を1日あたり45〜90kg、水を90〜180リットルとる。1腹1子、寿命60年。化石種が多いが、現在は2種。アフリカ象はアフリカのサバンナに分布し、雄は体高3.3m、体重は6t以上に達するが、雌は小さい。耳が大きく、雄雌とも牙が大きい。 アジア象(インド象はアジア象の亜種)は南アジアの森林に分布し、体高2.5〜3m、体重は5t以上に達する。雌の牙は小さい。性質は温和で利口なので運搬・狩猟用などに用いられる。 アフリカ象の亜種のマルミミ象は中央アフリカの森林に住み、耳が丸く、肩高は2.2mほど。 象牙は象の上顎の門歯が長く伸びたもので、アフリカ象は3m、重さ90kgにも及ぶ。幼時には、先端がエナメル質に包まれているが、やがて摩滅し象牙質のみとなる。木目模様が美しく、適度な堅さをもつため、彫刻材として珍重された。 現在はワシントン条約(1989年の第7回締約国会議)によって商取引は禁止されている。しかし、1999年約10年ぶりに日本を唯一の対象国として、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエの3ヶ国から限定月で輸入された。 [ 象牙印鑑 ] 耐久性、磨耗性に特に優れ、手ざわり、質感とも最高の素材とされる。 朱肉の馴染みも良く、使い込むにつれて美しい光沢があらわれる。また、その抜群の加工性の良さを生かして数多くの武術工芸品が創られてきた。 |
| 水牛 |
偶蹄目ウシ科の哺乳類。アジア水牛、アフリカ水牛、水牛、アノア、タラマオ、ヤマアノアなどが知られる。 アジア水牛は肩高1.6〜1.9m、体重は雄1200kg、雌800kgほど。体色は黒灰色、角は三日月形で隆起線がある。野生種はインドの一部、ネパール、インドネシアなどに分布し、水辺に群生。気が荒い。 水牛は家畜として東南アジア、南欧などで広く飼われ、運搬用、水田耕作用。粗放な飼育管理にも耐え、熱帯性風土病に対しても抵抗力が強い。 アフリカ水牛は肩高1.0〜1.7mほどで、前種よりいくらか褐色が強い。サハラ以南のアフリカに分布し、群生、季節的に大群を作ることがある。 [ 黒水牛印鑑 ] 東南アジア方面に広く分布する、水牛の角から創られた材料。実用的な印鑑材料としてNo.1の地位は昔も今も変わらない。 [ オランダ水牛印鑑 ] おもにオーストラリアから輸入されている牛の角を加工した印鑑材料。角が小さいため、1本の角で取れる印材は数本。黒水牛印鑑と同様、大変実用的な印鑑といえる。 |
| ツゲ |
ツゲ科の常緑低木〜小高木。関東から沖縄の暖地の山地にはえる。小枝は四角形。葉は対生し、楕円形で長さ2cm、先はくぼみ、革質で光沢がある。雌雄同株。淡黄色の小花を小枝の葉腋に群生する。花弁はなく、萼片は雄花で4枚、雌花で6枚。果実は楕円形で10月ごろ熟して3裂、黒い種子を出す。 緻密で狂いにくく、櫛、印材、版木、定規などとされる。 [ ツゲ印鑑 ] 天然木材の中でも印鑑に適した印材。 加工性に優れ、手ざわりも良く、古くから柘植細工として日常的に使われてきた。 |
| 虎目石 |
繊維状角セン石を石英で充填または交代したもの。カボションショット(宝石のカットの一種。角をとり、表面に丸みをつけて磨く方法)すると鮮やかな変彩(特定の方向に光を当てると虹色が現れ、わずかに方向を変えると色彩が急変する現象)を示す。 黄〜褐色。宝石、飾石に用いられる。 |
| ラピスラズリ |
古くは青金石(正ケイ酸塩鉱物の一種)のことを称したが、現在は青金石を多く含む岩石をさす。美しい青色のため、装飾用、顔料用などに用いられる。 青金石に伴う構成鉱物は通常方解石、黄鉄鉱、輝石などである。 |
| 水晶 |
六方晶系(結晶系)に属するきれいな結晶形を示す石英。純粋なものは無色透明。 圧電性(圧電気)を利用して水晶発振機をつくる。 微量の含有物により着色し、美しいものは装飾に用いる。紫水晶(アメジスト)、黒色の煙水晶、黄水晶、乳色水晶、茶水晶、桃色の紅水晶などの他、緑泥色などの微片を含む草入り水晶、液体やガスを含む泡入り水晶などがある。 水晶はぺグマタイトや花崗岩の晶洞、石英脈中に産出、日本では山梨県が産地として有名。 |
| 瑠璃 |
古くから装飾、細工物に用いられてきた宝石で、玉髄(石英の微細な粒子や結晶の集合体。蝋のような光沢がある。岩石の割れ目などに珪酸が沈殿して結晶質となったもの、色が均質な玉髄に対し、色が帯状または同心状に配列するものを瑪瑙というが、日本の業界では両方を一緒に瑪瑙という)の一種。 樹脂光沢があり、緻密塊状。他の物質が浸透して白、褐色、赤、帯青色など、色が不規則に分布した模様をつくる。模様には縞状、同心円状、雲状、枝状などがある。 |
| 蝋石 |
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滑らかで緻密で、もろいアルミナ質の鉱物集合体(岩石)で、葉蝋石、カオリン鉱物、絹雲母、ダイアスポアAL2O3・H2Oなどを主成分とする。 色は淡緑、淡黄、灰白色などで、中性〜ケイ長質の火山岩中に塊状・脈状で産出する。古くから石筆、印材等に使用されているが、今日では耐火物、陶磁器、製紙用クレーなどにも用いられる。 |